2024.02.06 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは、営業企画課です。春先の暑さ対策に向けて遮熱剤の導入準備を進めてみてはいかがでしょうか。
昨年は、観測史上最も暑い夏で猛暑が続き、農業に深刻な影響を与えました。今年も気温が高くなるのではと一部の有識者が予測しています。大切な作物が温度変化に起因する被害に遭わないためにも、早め早めの暑さ対策の導入準備をオススメします。
今回は、2024年の作物栽培において注目度が高い暑さ対策のオススメ資材として、遮熱剤のトランスパーをご紹介します。
トランスパーは、近赤外線を反射して温室内の温度を下げ、光合成に必要な「光合成有効放射=PAR光線」はしっかり通す遮熱剤です。
【トランスパー】
規格15kg
【1000㎡辺りの目安】
・ トランスパー3缶を水130Lで希釈PAR光線透過率72%室温約6℃低下。
・ トランスパー2缶を水150Lで希釈、PAR光線透過率84%室温約4℃低下。
・ 推奨倍率 トランスパー:水=1:3~5
【トマトでの使用事例】
春先の3月に1回目の塗布(推奨倍率1:5)。その後は、塗ったままの状態を保つ。
6月末に2回目の塗布(推奨倍率1:3)
2回も塗布する必要があるの?どんな効果があるの?と思われる方もいらっしゃると思いますが、それにはこんな目的があります。
☆ 1回目の塗布の目的
➤ 春先の強い日差しや、それに伴うハウス内の急激な温度上昇の対策
☆ 2回目の塗布の目的
➤ 高濃度の遮熱剤を塗布することで夏の猛暑対策
☆ 重ね塗りのメリット
➤ 梅雨時期に雨量が多いと、折角塗布した遮熱材が多く剥がれてしまうことがあります。例え塗布した遮熱剤が多く剥がれてしまっても、梅雨時期を過ぎた後に重ね塗りをすれば、夏の猛暑対策も万全になるというメリットがあります。
以上の理由から、合計2回の重ね塗りを推奨します。
◎ 専用除去剤「トップクリア」
規格 20kg
推奨倍率:1:5~7
使用時期:落としたい時 例年10月上旬が多いです。
「暑さ対策って、まだ寒いのに気が早くないですか?」そのように思われる方も多いかと思います。しかし、色々調べてみると暑さ対策を早めに意識し、春先に遮光剤・遮熱剤を導入することにはメリットが多くあります。
代表されるメリットを3つご紹介します。
1. 春の急激な温度変化にも対応ができ、高温による葉焼けや成熟が早まるのを防ぎます。
2. 暑さ対策は夏のイメージが有り、春は対策をされずに品質の低下を招いている方も見られますが、春の対策をすることで品質低下を低減できます。
3. ハウス内が高温になるのを防ぎ、作物や作業者に対してもハウス内を良い環境にします。
春先から遮光剤・遮熱剤を塗布することでデメリットがあるとすれば、していなかった時に比べてコストがかかるということくらいではないでしょうか。
暑さ対策をせずに作物の品質を低下させ、作物をダメにしてしまったり、暑くて作業効率が下がってしまったりすることを考えれば、デメリットよりもメリットの方があると思います。
2024.01.29 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
●トヨタネ排液リサイクルシステムって?
【トヨタネ排液リサイクルシステム】は、従来のかけ流し式養液栽培では圃場外に捨てていた排液(=植物が吸わなかった余分な培養液)を培養液として再利用する商品です。養液栽培における化学肥料の低減や、排液リサイクルする際に課題となる養液の肥料濃度を独自の技術で安定化する機能などをワンパッケージにしました。
次のような生産者様におすすめです。
・ 環境に配慮した栽培に関心がある
・ 安定した栽培のために排液量を確保しながら肥料代を抑えたい
・ オーダーメイドは設定も難しいし、メンテナンスも簡単な方が良い
◆ みどり投資促進税制とは?
農林水産省の「みどりの食料システム法」に基づき、国の認定を受けた設備(化学肥料・化学農薬の使用低減に必要となる設備)を導入した場合、導入当初の所得税・法人税の負担を軽減することができる制度です。
【トヨタネ排液リサイクルシステム】は、令和5年11月1日に認定されました。
◆ どんなメリットがあるの?
対象となる設備について、導入当初に、通常の償却額に上乗せして償却することができます。初年度の経費を多く計上できるため、資金繰りの面でメリットがあります。
◆ 申請について
環境負荷低減に取り組む5年間の事業計画を作成することによって、都道府県知事の認定を受けることができます。計画認定前に機械等を取得してしまうと、税制の適用を受けられませんので、ご注意ください。
2024.01.16 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは、施設部です。
今回は、東都興業株式会社様のカンキット101が、リニューアルされましたのでご紹介します。
【製品特長】
・丸みをおびた3D形状のボディ
・ガタつかない新形状出力軸
→ガタつかない理由は、カップリングにスリット加工を行った為です。
・操作性を重視した新ハンドル
→旧タイプよりも長く、持ちやすいグリップです。
・旧タイプより内部構造を刷新し、快適な巻上げ作業を実現
・防錆性の高いSUS押しネジとアルミ軸、防水性の高い新パッキン構造で耐久性アップ
→巻上げパイプ取付部分は、従来からご好評のM8ボルト仕様です。
【製品仕様】
・奥行50mまで(開口幅1m時)
2024年にカンキット101からリニューアルを開始し、カンキット104、その後タニカンキット102、タニカンキット104と4種すべてリニューアル予定しています。
2024.01.15 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは!豊橋営業所です。
豊橋営業所では、最近「モーターフォグ」という葉面散布の機械を推進致しました。営業所管内では、30台以上お客様からご注文いただきました。ご購入頂いたお客様ありがとうございました。これに伴い葉面散布材を並行してお客様に推進して参ります。
そこで今回ブログ記事を書く機会を頂いたので、オススメ葉面散布材を2つこの場でご紹介させていただきます。
■Aminomikoto+
【特徴】
・植物由来の遊離アミノ酸をベースとした液状肥料で、16 種類の L 型遊離アミノ酸を 20%配合しています。
・暑さ寒さといった不良環境状況に対する植物の抵抗力が高まります。
・不足しがちと言われるアミノ酸“リジン”を補給することで、良質で多種多様なタンパク質合成が期待できます。
【使用方法】
・1反当たり1000倍~3000倍で希釈し、葉面散布して頂くのがオススメです。(100㎖/水100~300L)
・石灰硫黄合剤、銅剤、強アルカリ性資材との混用は避けてください。
【規格】1L
■ギガフォル
【特徴】
・作物が自ら作る防御物質である適合溶質(グリシンベタイン、プロリンベタイン、プロリン)を配合し、高温/乾燥/低温/凍結といった幅広いストレスへの耐性を付与します。様々なストレス発生前の予防的散布で、自己防御力を高めるバイオスティミュラント製品です。
・各種アミノ酸、ビタミン類を含み、植物の栄養成長と窒素代謝を促進します。
・輸送タンパク質を含み、作物への浸透移行性が高いため、葉面からの有効成分の速やかな吸収が期待できます。
【使用方法】
・作物の種類を問わずご使用いただけます。
・希釈倍率 500~1000倍 200~300㎖/10a
・石灰硫黄合剤、銅剤、強アルカリ性資材との混用は避けてください。
【規格】1L
2024.01.11 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは。種苗販売課です。
10月に秋まき緑肥をご紹介いたしました。
今回は春まき、特に3~5月に播種する草種をご紹介いたします。
1. ヘアリーベッチ
秋まきでもご紹介しましたが、一般地では3~4月にも播種することができます。
先述のとおり、窒素固定や雑草抑制に効果が期待できます。
2. ライムギ
こちらもご紹介済みですが、低温発芽性が良く初期生育が良いため、比較的早い時期から播種ができます。
品種によってアブラナ科野菜根こぶ病やセンチュウ類の密度減少効果があります。
生草量が多いものもあるため、土壌改良効果も期待できます。
3. エンバク野生種
これもご紹介済み…。秋まきできる草種は春まきの中でも早いところで使用できるのですね💡
キタネグサレセンチュウの対策といえば! のあのエンバク野生種です。
こちらも3月から播種することができます。
4. カラシナ
これは初めてのご紹介です。
畑にすき込むことで、辛味成分の【グルコシノレート】が市販殺菌剤と同様の作用をすることが期待できます。
《注意》アブラナ科の作物なので、アブラナ科野菜の近接圃場やアブラナ科根こぶ病発生圃場での栽培は避けてください。
畑が片付いてしまったがソルゴーを蒔くにはまだ早い…そんな時にご検討ください。
ぜひ、弊社Youtubeもご視聴ください!
※記載の播種期は東三河標準(暖地基準)で記載しております。
2024.01.10 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは。トヨタネ岐阜営業所です。
近年、夏が非常に暑く、農家さんより暑さ対策のお問い合わせをいただくことが多いです。特に岐阜営業所管内ではイチゴ農家さんが多く、イチゴが例年より収穫する時期が遅くなって困っていると言われます。そういった農家さんに当社では早期収穫が可能となる夜冷のシステムをご紹介しております。
【屋根型ハウスの夜冷システム】
写真のような屋根型ハウスの夜冷システムや、丸型ハウス・トンネルタイプなど様々なタイプを、農家さんのご希望にあわせてご提案しております。是非ともお声がけ下さい。
2023.12.21 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは 静岡営業所です。
暑い夏が終わり、静岡の施設園芸で盛んに栽培されているイチゴが、本格稼働する時期になりました。
今回は、イチゴ栽培において最近問い合わせが多く、ハダニ類の防除にかかせなくなった天敵製剤(生物農薬)をご紹介します。
天敵製剤が出始めの頃は、「本当に効果があるのか?」「使ったがハダニが減らない」という声も聞かれましたが、普及や推進活動が進み今ではなくてはならないものになっています。
当社では、㈱アグリセクト様の天敵製剤トップシリーズを主に扱っています。
捕食能力に優れて、ハダニ類の成虫、若虫、幼虫、卵を捕食します。
ハダニ類を捕食しますが、ハダニ類がいないときは花粉などを餌として食べてハダニの発生を待ちます。
ミヤコカブリダニとチリカブリダニを混在させて、ハダニ類に対して待伏せと攻撃両方に対応して、ハダニ類を発生初期から抑制して、途中の大量発生を抑えていきます。
あとアブラムシの予防に天敵製剤を使用されている方もいます。
アブラバチがアブラムシに寄生して発生を抑えていきます。但し、寄生しないアブラムシもいます。
※天敵導入前には使用農薬に気をつけて導入をお願いします。
※トップシリーズは在庫があれば、早期の納品対応が可能です。
天敵製剤は、上手に使えば農薬散布の回数を減らすことができますし、農薬の抵抗性がつき、農薬では防除しにくくなった害虫に対しても効果があります。減農薬になれば、食の安全・安心に対する声に応えることもできます。
イチゴ栽培では、春先に発生してくるアザミウマ類に対する天敵製剤の効果的な使用が推進できれば、生産者の声に応えていけるかなと思います。
2023.12.20 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは、営業企画課です。
今回は、アブラナ科アブラナ属の緑黄色野菜「ブロッコリー」についての基礎知識をご紹介します。
近年、栄養価が高く、注目を集めています。
令和3年の市町村別農業産出額では、愛知県田原市が849億円で全国2位です。とくに田原市のキャベツやブロッコリーは日本トップクラスの産地です。豊橋市は384億円で全国14位となっています。
ここでクイズです。皆様が食べているブロッコリーは、どの部分を食べているのでしょうか?
葉っぱでしょうか? 根っこでしょうか?・・・
正解は・・・「花の蕾(上記写真中央の緑色の蕾部分)」です!
ブロッコリーは、花の蕾を収穫せずに放置しておくと、花の蕾の粒粒から菜の花に似た花が咲きます。
ブロッコリーには、ビタミンCやカロテン、食物繊維などが多く含まれており、摂取すると風邪予防や美肌効果も期待されます。また、蕾だけでなく茎も食べられるので、茎を捨てるのはモッタイナイです。実は茎の方が、蕾と比べて栄養価が豊富に含まれているそうです。
ブロッコリーは、茹でてマヨネーズで食べるのが手軽で美味しいですが、シチューやアヒージョ、ポタージュなど身体を温めてくれる食べ方も良いですよね。
当社では、ブロッコリーのオリジナル品種をはじめ、数多くの品種を取り揃えております。品種の特性や栽培方法などにつきましては、お近くの
当社営業所、または弊社HPの
お問合せフォームにてお問合せ下さい。
2023.12.14 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは、種苗販売課です。
当社では、3月下旬から4月中旬に毎年家庭菜園向けの苗を販売しております。
今回は、おすすめ品種を3点ご紹介いたします。
①おすすめ品種「ピノ・ガール」
小玉西瓜草勢が強いので放任栽培もできて作りやすい西瓜です。
スーパーでも最近見かけるようになってきたマイクロシードタイプ(種が小さい)の赤肉小玉西瓜になります。
【種子比較「左側がピノ・ガールの種子」】
②「おてがるロジたん」メロン
放任栽培ができて作りやすい緑肉ノーネットメロンです。
③「グッピー」ピーマン
青枯病に強く、夏場の焼けや尻腐れも少なく作りやすいピーマンです。
ご紹介した品種の他にも作りやすい品種を中心に各種取り揃えております。苗に関するお問い合わせは、
お近くの営業所、または弊社HPの
お問合せフォームにてお問い合わせください。
2023.12.14 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは、浜岡営業所です。
今回は、季節商品の紹介をさせていただきます。
静岡県中部では、レタスの露地栽培も盛んです。秋に稲刈りが終わり、その後の田んぼを利用してレタスの作付けをしています。
12月を迎え、気温も下がってきた今、当地区ではトンネル栽培への切り替わり時期です。そこで、浜岡営業所が現在推進しているのが、「トーカン ホットエース」というPOフィルムです。
トンネル栽培の被覆材において重要なのは、「作業性」「保温性」「透過性」になります。「ホットエース」は、厚みが“0.065mm”で重量が軽く、展張し易いです。また、保温材の練込みにより温度を保ちます。さらに、その保温材が適度に乳白色のため、作物の焼け軽減といった点にも効果が見込めます。
PDF版はこちら
静岡県内では、「トーカン ホットエース」の一部導入・試験を行っていただいており、生産者の皆様のお力になれるような商品にしていきたいと思っておりますので、何卒宜しくお願い致します。