ブログ「クロロフィル通信」

2014.03.15 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

ブルガブロッコリーの底力

 弊社のブロッコリー品種の『ブルガ』の栽培状況の確認をさせて頂きましたのでレポートいたします。
 弊社のお得意様であります、T様の圃場です。

ブルガ圃場の様子

 T様の腕も当然良いのですが、品種の力も有り、すごい揃いの良さです。

 この『ブルガ』は本来は3月どりに向く品種ではないのですが、2月収穫予定の品種はどうしても冬の寒さで熟期が遅くなり、遅れ気味でこの3月上旬の気温上昇により一気に肥大し収穫が集中してしまいます。
 その点で2月どりは非常に難しい作型であるといえると思います。(T様はあえて3月狙いでブルガを栽培しておられます。)

ブルガの様子①

ブルガの様子② 

 この『ブルガブロッコリー』の特長は

①花蕾の形状が非常に優れたドーム型で見栄えが良い。
②芯葉は花蕾を包み込み、耐寒性に優れる。
③花蕾の締りが非常によく、3月上旬の収穫でも圃場での在圃性に優れる。
④冬どりの作型で問題となる、べと病に比較的強い。
⑤草姿が立っており、密植栽培の適性がある。

収穫物の様子

 上の写真が収穫物の様子です。
 T様の腕のおかげで、非常に素晴らしい出来栄えです。
 花蕾粒も細かすぎず、花蕾の色むらもありません。

 播種適期は田原市で
・8月15日~8月25日蒔き⇒1月中旬~2月上旬収穫
・8月25日~8月30日蒔き⇒2月中旬~3月上旬収穫
 となります。

 栽培のポイントはあまり播種を遅らせすぎず、年内までにしっかりと株を作ることが最大のポイントです。

 2月収穫の高品質なブロッコリー品種をお探しの方は是非お試しください。
 

田原営業所 坂神 



2014.03.04 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

晩抽みつき甘藍(春系品種)の試作栽培状況

 今、旧渥美町を中心にご紹介しています、春系甘藍新品種の『晩抽みつき』の現在の試作栽培状況をレポートさせていただきます。

 『晩抽みつき』の特長は他の品種よりも、晩抽、晩生で3月初旬~下旬収穫の、特に3月下旬の春系の品薄な時期に8玉サイズで収穫を狙える新品種です。

晩抽みつき外観

 球は純春系とは言いづらいですが、黒葉で濃い緑色をしている、イケメン春系キャベツです。
 厳寒期でもアントシアンの発生が少なく、球の形状が安定し、重量もしっかりと載ります。

晩抽みつき外観②

 特に見ていただきたいのは、下の写真で掲載しております、芯の低さです。(2014年3月4日撮影)
 また、食味も葉が肉厚で水分が多く、非常においしい品種です。

晩抽みつき芯
 
 播種適期は田原市で
 8月下旬播種⇒2月下旬~3月上旬の収穫
 9月上旬播種⇒3月中旬~下旬の収穫
 となります。

 栽培上の注意点としては、
・晩生の品種ですので、播種時期をあまり遅らせすぎず、遅くとも10月10日までに定植を完了できるように播種してください。
・8月下旬播種の作型では、特に菌核病の対策をしっかりとして下さい。
・10月定植では、初期生育が緩慢なので、しっかりと外葉を作るような栽培管理をしてください。


 3月収穫の春系品種をお探しの方は、一度お試しください!

田原営業所 坂神 

2014.02.20 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

田原市春系キャベツ審査会に参加しました。

2月17日に田原市で行われた、春系キャベツ審査会に参加いたしました。

 

審査会の様子

 

審査の狙いは、この地域独特の砂地に適応する2月中旬収穫の春系キャベツ品種の選定です。

立毛審査では、昨年の10月中旬の台風や豪雨の影響を大きく受け、外葉ができていない品種も見受けられました。

結球前の段階で根痛みをしてしまった影響が後半まで出ている状況です。

圃場主様や関係者様のご努力で審査会が開催できたと感謝しております。

春系なのである程度後半にも馬力が出ますが、結球開始前までの根の張りや状態が収穫期まで大きく影響しますね~。

 

 

内容調査では、少し寒玉に近い外観のものと、春系らしい外観を持ったものと、様々な品種を見学することが出来ました。寒玉に近い外観のものは良く締まって重量もあります。

内容審査の様子


 

審査結果は...

1位はなんと、当社の品種でご当地の標準品種でもある、『さちはる』でした。


さちはる

 

 

 

 


  さちはる2

 

 

 


『さちはる』の特徴は特に春系らしい外観を持ち、厳寒期でも肥大力旺盛な馬力のある品種です。

2位の品種は他社さんの品種で、この品種もよさそうな品種でした。


2位の品種     

 

 

 


 

2位の品種②

 

 

 

 

 

 今回は1位に『さちはる』が入賞しましたが、もうだいぶ長くお使いいただいている品種で欠点も多くありますので、今後に向けて次世代の品種も考えていかなくてならないなと感じました。

 

田原営業所 坂神

2014.02.13 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

キャベツにおすすめの収穫包丁

愛知みなみ農協さんで販売されている、切れ味の良い収穫包丁をご紹介いたします。

その名も『収穫野菜切 味菜 AS-1』(あじさい)です。

 

味菜

 

従来の収穫包丁と違い、刃の部分がのこぎり状になっています。

 

刃の部分

 

こののこぎり形状で、硬いキャベツの軸も『スパッ』と切断することができます。

意外と安価で、刃は砥げないみたいですが、長持ちもするそうです。

この包丁があれば、収穫しにくいとお叱りを受ける、『さ○○ら』も、『さ○○み』も簡単に切ることができるかも(笑)

最初は少しコツがいるみたいですが、慣れれば快適だそうです。JA愛知みなみ農協さんで販売をされているそうですので、お試し下さい。

特に3月や4月の収穫の完熟した芯の硬くなったキャベツの収穫には打って付けです。

私も本日農協さんで購入し、キャベツの調査が楽しみになりました。

 

田原営業所 坂神

2014.01.16 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

寒さ本番

寒さ本番、日本列島が寒気団に包まれています。

今朝も車のガラスに霜が降りていてお風呂の残り湯をかけて解凍して出勤しました。

こんな寒い時でもキャベツや白菜などの露地野菜農家さんは北風の吹く中、畑にでて収穫、箱詰めをしてみえます。

そこで今年の冬、露地野菜の農家さんに評判の商品を紹介します。

商品名は「ハイブリッド防寒手袋」

柔らかくて作業性が良く、手袋の内側に綿加工してあり寒い畑での作業もあったか。

サイズはM、L、LLの三種類、

消費税別価格¥600です。( 2014年1月現在 )

しかし、残念ながら、この寒さのせいかすでに、一番売れ筋のMサイズはメーカー品切れとなってしまいました。(林)

 

 

 

2013.12.18 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

ココバックシステム導入

静岡県菊川市にある農業生産法人:ベルファームさんにココバックシステムを導入して頂きました。

鈴与グループのアグリ部門の一員で、土地面積 約60,000坪、ハウス施設面積 約20,000坪 の面積を有する大型農業生産法人です。

その中の一棟のハウスに、トマト生産用のココバックシステムを導入しました。
一棟といっても大変大きく、間口13m、奥行 135m、3連棟、約1500坪の大型ハウスの中に、7列×3=21列のココバックを設置致しました!

ココバックシステム導入_1ココバックシステム導入_2

トマト定植本数は15,000本を超える大きな現場です。
定植してすぐの状態ですが、写真を見ても奥がかすむ状態です。

食の安全・安心を最優先に考え、農場管理を徹底している法人ですので、『しずおか農林水産物認証制度』『東京都生産情報提供食品事業者』を取得しておられます。

ココバックシステムを導入して頂き、生産性の向上に役立つようにこれからも協力して行きたいなと思います!

社長室

2013.12.17 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

太陽光発電その後

 私の家に弊社で太陽光発電を取りつけてもらい、1年9カ月が経過しました。

太陽光パネル

 家が小さいので、3.58kwhしか太陽光モジュールが取り付けられませんでしたが、現在の所、電力自給率は105%です。
 暑すぎず、日照も長い、5月が一番効率よく発電をするようです。



 1年9カ月で7831kwhの売電をすることができました!
 7831kw×¥42で¥328,902の売電です。

 設置費用分を売電で元が取れる日も遠くなさそうです…

種苗課 坂神

2013.11.14 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

保温資材のご紹介

こんにちは!

田原営業所・営業スタッフの佐羽尾です。

台風がやっと来なくなったと思えば、まだ11月になったばかりなのに、急激な冷え込み。おまけに重油も値上がりです。

いよいよ冬の季節の到来で、寒さも本番となり、保温資材の必要な季節となりました。

そこで、今回は田原市内の菊農家さんの圃場で展張した、シ-アイ化成の二重被服資材『スカイコ-ト5エアプラス』をご紹介します。

ほっカーテンエアプラス

スカイコ-トエアプラスは、フィルムに空気層を持たせ、保温効果を高めるフィルムです。

思ったより光も入り、作業性もよく、価格も安いので購入して頂いたお客様にも、満足して頂きました。

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当社では、ご紹介したエア-プラスの他に『サニ-コ-ト』や『ほっカ-テン』など、重油の削減に効果が期待できそうな商品を取り揃えています。

サニーコート








■ ほっカーテンの説明はコチラ→→ ほっカーテン
 
興味がありましたら、ぜひお問い合わせ下さい。


田原営業所 佐羽尾


2013.10.30 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

TYワルキューレミニトマト現地巡回

 先日、弊社の黄化葉巻病耐病性ミニトマト『TYワルキューレ』の栽培圃場の巡回を行いました。


 今年は定植直後の異常なまでの猛暑で、例年の生育をしていない中、『TYワルキューレ』は草勢もしっかりとしており、元気に生育してくれていました。

TYワルキューレ栽培圃場

 TYワルキューレは黄化葉巻病にイスラエル、マイルド両系統に耐病性を持ち、葉かび病に強い弊社のオリジナル品種です。
 初期はシングル果房中心で収量に物足りなさを感じるかもしれませんが、3段目以降はダブル果房も発生し、栽培後期まで見てみれば、収穫の山谷が非常に少なく、また、裂果も少ないので秀品率が高く、収量が出る品種です。

 特に草勢は強めで、肥料に鈍感なので、草勢の維持は容易です。

 大変栽培しやすいミニトマト品種となっております。
 試作もお受けいたしますので、来年の作では是非お試しください!

種苗課 坂神  

2013.10.25 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

台風による塩害対策に「サカタ液肥GB」

10月に入ったのにも関わらず、台風が発生していますね…。

強風や大雨による被害ももちろんですが、台風が巻き上げてきた塩分による塩害も気になる所です。

 

そんな塩害対策として、「サカタ液肥GB」をお勧めします!

 

 

■「サカタ液肥GB」とは?

「サカタ液肥GB」は、植物を環境ストレスに対して強くする液肥です。

主には、暑さ、寒さ、乾燥、そして塩類集積など…。

「グリシンベタイン」が主成分となっています。

これはアミノ酸の一種で、マングローブや、てんさいなどに含まれており、これが植物体内に蓄積されると、細胞の浸透圧を調節する働きがあります。それにより、様々な環境ストレスから植物体を保護してくれるようになるのです。

 

■使用方法

台風被害などですぐに立て直しをしたい場合は、1000倍希釈で葉面散布してください。

台風後の立ち直りがスムーズに行われ、また塩害による萎れが軽減します。

 

塩害や生育不良にお困りでしたら、是非試してみてください☆

 

 

週末にかけて、また大きな台風が近づいてきています。。

一体、いつになったら落ち着くのやら?

台風通過前も通過後も、早めの対策を。充分お気を付け下さい。

 

≪肥料農薬担当≫