ブログ「クロロフィル通信」

2015.10.19 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

これから冬にかけての大玉トマト栽培管理


大玉トマト栽培講習会
先週、生産者向けの大玉トマト栽培講習会をJAさんと一緒に開きました。
そこで学んだことをご紹介します。


 この時期、昼間はまだ暑く、夜は冷えるためハウスの管理も大変です。
良い意味でとらえれば、1年で一番ハウス内の寒暖の差を付けることができるのがこの時期となります。

 最近の最低気温といえば、10~15℃くらいを推移しており、
暖房機を付けるか付けないか迷われている方もいるのではないでしょうか?
寒暖の差を付けることにより、実が締まるとよく聞きますよね?
例えば山梨県は盆地であるため昼間暑く、夜は冷えます。
その気候からとても締まった葡萄や桃が特産物となっていると思います。

《トマトも同じ》です。
 せっかく寒暖の差を付けることができる唯一の時期に暖房機をまわしてはもったいないと思いますし、
沢山まわすほど寒くもありません。
さらに付け加えるなら、この時期(10~12月)は一年で一番日射量が少ないため、
暖房機を過度にまわすと大玉トマトにとって空洞化など悪影響を及ぼしかねません。
一日の日射量に対して、ハウス内温度もそれに比例しなければいけません。
せめて年内は暖房機の過度の使用はお控えください。

 逆に年明け(1~3月)は徐々に日射量も高まるのに対し、気温が一番低い時期と言えます。
重油価格が高い時期だとは思われますが、暖房機を焚く価値がある時期と言えます。
さらに寒い時期であるため、栄養成長に傾きやすく、樹勢が強くなりがちです。
バランスよく実や花芽にも栄養をまわすために、暖房機をある程度まわし転流を促しましょう。

この時期のお勧め商材『ペンタキープ』

                       

光を受け取るキャパを増やすことができます。
「ペンタキープに含まれる5-アミノレブリン酸と鉄により葉緑素を増やすことができます。」
少ない日射量がゆえに効率良く光合成をするためにはとっておきの商品です。
もちろん曇天が続く日も効果的です!!

記事 浜岡営業所 スタッフより

2015.10.05 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

《 除湿 》

こんにちは。

気温が下がり、過ごしやすい気候になってきましたね。
ハウスでは全開で管理するしかなかった天窓・側窓も、
次第に閉める方向の管理に切り替わり、
段々とハウス内をコントロールしやすい環境になってくると思います。
ハウスを閉めるようになってくると、気になってくるのは湿度ですね。
植物を栽培する上で湿度は病害や裂果、蒸散にも関わってくる重要な要因です。

今回は、Profarm-Controllerを使った除湿についてご紹介します。

Profarm-Controllerでは、窓・カーテン・暖房を使って除湿を行います。
今の時期はまだカーテンを閉めきることは少ないと思いますが、
夜に冷え込みカーテンを閉めるようになってくると、
まずカーテンを開けてハウス内の水蒸気をハウス上部へ移動させていきます。
次に窓を少し開けることで水蒸気をハウス外へ放出し、
さらに暖房機に火を入れ温度を上げることで相対湿度を下げる、というのがProfarm-Controllerを使った基本的な除湿の流れになります。
詳細な設定をすることも可能ですので、季節に応じて機器の優先順位、
作動時間を変更することもできます。

上手にこの機能を使ってくださったお客様からは裂果や病気が減った!
という嬉しいお言葉をいただいています。

Profarm-Controllerについての詳細なお問い合わせはプロファーム事業部まで!


記事 プロファーム事業部 スタッフより

2015.09.14 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

苗と「ALA-FeSTA(アラ・フェスタ)」

こんにちは!

本社のある豊橋では、台風が過ぎてから気持ちの良い秋空が広がっています。
お盆の後しばらくぐずぐずと雨が続いていたこともあり、
青空がいつも以上に嬉しいですね。

台風で被害を受けられた皆様には心よりお見舞い申し上げます。

さて、私は6月末からキャベツ・ブロッコリーなどの発芽試験を行ってきました。



芽がぐぐっと土を押し上げて顔を出すのを見ると、小さな種がもつ力強さを感じることができます。
発芽試験はもう終盤となり少し寂しいですが、この種の力がお客様の元でもきちんと発揮されて良い苗になっていくといいなと思います。

そして、この晴天で苗が無事圃場に入り、根付いてくれることを願っております。

ただ中には、苗が定植適期を過ぎてお困りの方もいらっしゃることと思います。
そんな時、高機能液肥はいかがでしょうか。


高機能液肥 ALA-FeSTA(アラ・フェスタ)




記事 種苗課 スタッフより

2015.09.04 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

「高機能液肥勉強会」

皆様こんにちは。

 
先日、本社にてサカタのタネ様より高機能液肥についてご説明いただきました。

 
 〚 肥料勉強会 〛


本日はその内容を少しご紹介したいと思います。

まずは、肥料の基本から…

*植物を構成する要素(C、H、O、N、K、Ca、S、P、Mg…)はさまざまありますが、
その比率はだいたい決まっています。

ただ多いからいい!というわけではなく、バランスがとれていないと、
植物自体も健康でいられなくなってしまいます。

⇒Ca欠乏…葉先枯れ、果実の尻腐れ

⇒B欠乏…花の奇形・小型化、茎折れ・空洞化、根腐れ(病気と間違いやすい)

⇒Fe欠乏…葉の色抜け、収量減、根の活力低下(土壌中に存在していても吸えないケースが多い)

 

*肥料は結局、土壌施用or葉面散布どちらがいいのかというと、
要素の吸収速度と移行性によって決まってきます。

(栽培条件や圃場状況によって変わってきますが、
葉面散布は微量要素、Mg、Caなど、土壌施用は三要素など)

 

 ~高機能液肥のご紹介~

・ALA-FeSTA(アラ・フェスタ)



ALA、2価鉄、マグネシウムを始め即効性の
各種機能性成分(亜リン酸、機能性アミノ酸、微量要素、機能性糖類など)を
配合した統合タイプの高機能液肥。

☆ALAとは…生体内に含まれる天然アミノ酸。葉緑素、
ヘムの原料になる。ALAは2価鉄のチカラで葉緑素になる!

 

1000~2000倍で灌水施用または葉面散布。

既存の高機能液肥と組み合わせることによって、更なる効果が期待できます!

他にも様々な高機能液肥があります。

気になる点がございましたら、お近くの営業所、担当者までお問い合わせください。

 


***********************************



記事 豊橋営業所  スタッフより

2015.08.27 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

プラグ苗が入荷しました!

こんにちは!
弊社店舗からのお知らせです。

8月25日、甘藍とブロッコリーのプラグ苗が入荷しました。


今朝、ナーセリーから持ってきてもらいました。
8月初めに播種した苗です。


左が「ゆずな」甘藍で、右が「ピクセル」ブロッコリーです。


トレーに品種名が貼ってあります。

プラグ苗は、8×16の128本です。
8本単位のバラ売りも致します。


今回、8本のご注文を頂きました。

チョキチョキ切りますよ~。

9月は甘藍、ブロッコリー、白菜苗が順次入荷します。
皆様の御来店、お待ち致しております。


種苗課

2015.08.22 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

「トンネル用遮熱被覆シート

こんにちは。

暑い日が続いたかと思えば、土砂降りの日もあり人にも植物にも厳しい環境です。

まだまだ暑い日は続きそうです。

さて、高温下での育苗に苦戦されている方のお話を多々聞いております。

少しでもお役に立てるのではとこちらの資材の紹介です。


トンネル用遮熱被覆シート「ラウンドクール」!!!!




使用方法は通常のトンネル用ネットと同様です。

メッシュ構造になっているので防虫作用があり雨が直接当たらないようになっています。

白色なので暗くならず光合成の邪魔をしません。

遮光率は25%程度です。


そして、何よりも赤外線の反射!

名前の通り「クール」になります。


現在、ブロッコリー農家さんで試験展張をしていただいております。

本日(8/21)の田原の最高気温は31℃、14:30にお伺いしたところ、対象区(ビニール)では約34℃、ラウンドクールでは約30℃でした!!


幅規格は1.35M,1.5M,1.7M,2.1M,2.7M,3.0Mで長さ100Mとなっております。


トンネル育苗の方はもちろんハウス育苗の方の内張りにも最適ですね。


新商品ですので是非お試しください!!



*******************************************************

記事 田原営業所 スタッフより

2015.08.08 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

おすすめ!露地育苗

こんにちは!
毎日本当に暑い日が続いてますね。
私は、毎日2リットルのミネラルウォーターを営業車に持ち込んでいます。2リットルの水を一日の営業時間内に飲み干してしまう日も多く、それだけ暑く感じられる日が多いです。

さて、今回私が紹介したいことは『露地育苗』です。
キャベツ、ブロッコリーの育苗も始まった時期ですが、育苗ハウス内の暑さにより苦労されている方も多いでしょう。
露地育苗はトンネル支柱を立てて、その上に防風ネットまたは防虫ネット張った中に苗を育苗するというスタイルです。

まず風が通るので暑さ軽減ができます。さらにネットを2枚ほど重ねて張ると遮光効果も期待できます。
強い雨の日はというと、ネットが被さっているため、直接雨が当たらす苗のダメージもほぼありません。
苗は過保護に育てると、圃場での厳しい環境への抵抗力が弱く、定植しても強く育たないことが多いです。
しかし、露地育苗のようにある程度小さいうちから外気にふれさせ、環境になじませた苗は、定植後もすくすく育つことが期待されます。
特に定植5日前からの育苗に関しては、ネットも張らずに管理することをおすすめします!!

育苗ハウスは管理がしやすく、台風、ゲリラ豪雨などでも安心ですが、コストもかかります。
コストも抑えられ、良い苗を育てたい方に『露地育苗』をおススメします。!!

浜岡営業所 スタッフより

2015.08.07 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

【この暑い夏場でも光合成を考える】

「出荷する菊の秀品率の割合が非常に高いお客様」
遮光剤 『レディソル』 のこだわりの使用方法をご紹介します。
 
レディソルはハウスのビニールに吹き付けて遮光する資材です。
多くの方々はメーカー基準の倍率ないしは少し薄めにしてハウスに吹き付けます。

❁このお客様のこだわり❁
①夏場であっても光線量は必要である。
⇒ ⇒ 光合成のことを考えると遮光しすぎるのは良くない。薄くすると取れやすいため収穫までの期間中に3~5回ほど塗り直しをする。(雨の多い、少ないで調整)

②ハウス谷に近い部分は塗らない。
⇒ ⇒ 谷間はどうしても陰になるので谷から1mくらい上まで塗らない。

③安い遮光剤もあるが、やはり実績のあるレディソルが安心して使用できる。

あくまで一例ですが、試してみてはいかがでしょうか。

******************************************
 
記事 渥美営業所 スタッフより

2015.08.06 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

屋根型ハウス改修工事を行いました。

 弊社は社名が「トヨハシ種苗」とある中、お客様の中には種や苗を主に扱っていると思われている方もいらっしゃいます。
一方で、農業用のハウスの新設や、改修工事も弊社の基幹業務の一つであります。
今回はハウスの改修工事について、事例を参照にお伝えします。

Before                                     After
 
 今回の工事は屋根型ハウスの桁谷の樋の交換と、農業用フイルムであるPOとネットの張替工事でした。
お客様のハウスは30年近く経過しており、樋からの雨漏りが多く、POも約6年展張されていて、破れや汚れが目立っていました。
工事の依頼を頂きましたら、現場を見ながら工事の仕方や、フイルムの種類などの仕様、工期、またお客様のご要望を含めお話をさせて頂きます。
見積もりを提出し、ありがたく受注をさせて頂きましたら、工事をさせて頂きます。

上記の写真は今回の工事のBeforeとAfterです。
フイルムも新しくなり、とてもすっきりとし、お客様にも喜んで頂いています。
また、この猛暑が続く中でも、丁寧に工事をして頂ける職人さんが弊社にはおります。
もしハウスの件でお困りのことがありましたら、是非最寄りの営業所までご相談ください。

**************************************************

記事 浜松営業所 スタッフより

2015.07.30 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

「播種期がやってきた」

こんにちは。
猛暑日が続いております。
週間予報も晴れマークばかり。 嬉しいような辛いような…。

さて、田原エリアでは露地野菜の播種が始まっています。
そこで本日は培土の紹介です。
トヨタネオリジナル培土、その名も・・・
トヨタネ葉菜セル培土」!!!!!
田原エリアではブロッコリー、キャベツ農家さんを中心にご使用いただいています。
がっちりとした苗が作れるとご好評です。

N-150とN-200の2種類がありそれぞれ40リットルで1袋につき128穴トレーなら11枚、200穴トレーなら12枚程ご利用いただけます。トヨタネカタログにも掲載してありますのでぜひご覧ください。

そしてもう一つ!
今回は亜リン酸の紹介もさせていただきます。
亜リン酸はリン酸の中でも吸収されやすい、植物体内での移行性が高い、土壌吸着されにくいといった特徴があります。
生育初期、適切にリン酸が吸収されると環境ストレスにも強くなります。

そこで!!!!
今回おススメするのは亜リン酸の育苗期使用です。
6/24の農業新聞にも「リン酸の育苗セル内施用」という記事がありました。
亜リン酸の効果によって根群充実、活着促進、健苗育成が期待できます。

育苗時の亜リン酸肥料として「亜リン酸粒状1号」をおススメしています。
粒状でじっくりと肥効するため、育苗には最適です。
土壌1Lに対し3~10gを土壌混和もしくはセルトレイ上からの散布します。
ただし、使用量が多すぎると生育が抑制されてしまうので注意が必要です。

葉菜類に限らず、豆類、果菜類、根菜類、芝、水稲と幅広くご使用いただけます。
また、圃場での使用には水溶性(=即効性)の「亜リン酸粒状2号」がおススメです。

トヨタネ葉菜セル培土」、「亜リン酸粒状肥料

猛暑を乗り切る健苗の育成にいかがですか?
これから播種される方はぜひ「トヨタネ葉菜セル培土」を播種後のトレーには「亜リン酸粒状肥料」をぜひ!!


使用方法等、ご不明な点があれば営業担当もしくは各営業所までお問い合わせください。
猛暑の中でも培土と笑顔を運ぶ 田原営業所スタッフより



*****************************

記事  田原営業所 Staffより