2015.01.09 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
あけましておめでとうございます!
本年も宜しくお願いいたします。
昨年末に株式会社野崎採種場さんの農場にキャベツやブロッコリーカリフラワーの品種検討をさせて頂きに伺いました。
野崎採種場さんは明治時代から白菜の育種を行い、現在はアブラナ科野菜を総合的に育種されている大変歴史のある種苗メーカーさんです。
近年ではキャベツの『冬のぼり』やブロッコリーの『盛緑シリーズ』等数多くの大ヒット品種を生み出されておられます。
野崎採種場さんの本社がある名古屋市中川区では、野崎白菜をモチーフとしたゆるキャラがいます。
その名も『はくちゃん』。多分女の子でしょう…
田原市にもキャベツの『キャベゾウ』くんがいますので、是非はくちゃんと夢のコラボ、『ブラシカブラザーズ』を結成していただきたいと勝手に思っています。
野崎採種場さんの農場で新野菜『ちっチャイ菜』を見させていただきました。
『ちっチャイ菜』は写真の様に寒さに当たると葉が黄色く色づき、縮緬葉牡丹のようにきれいなハクサイの仲間の新野菜です。
栽培はチンゲンサイに準じて行うと良いようです。
この『ちっチャイ菜』は繊維質が多く、水分が少ないので炒め物に最適との事。
早速頂いて家で炒め物にしてみました。
歯ごたえがあって、どうまい!
水分が少ないのでベチャっとせず、油との相性が良いです。
野崎採種場さんの『ちっチャイ菜』是非お試しください!
田原営業所
2014.12.20 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
先日、JA愛知みなみ、田原洋菜部会さんの『うずまきカリフラワー』の目揃会に参加させて頂きました!
目揃会とは、生産者の皆さんが、青果物の品質を統一する為、出荷前に出荷の規格、品質等を確認して目を合わせる事です。
うずまきは『ロマネスコ』と呼ばれるヨーロッパ原産の、蕾が円錐型の形状となりらせん状に配列され、幾何学的な模様となるカリフラワーやブロッコリーの仲間です。
収穫や箱詰め時にはとがった先端を傷つけない様に、非常に気を使われています。
又、寒さに当たったりストレスで綺麗な花蕾にならない事がありますので、栽培も難しいそうです。
全然関係ないですが、うずまきを見ると『キャプテンウルトラ』のキケロ星人ジョー?をいつもなぜか思い出します。
生産者の方にうずまきと、オレンジカリフラワーを頂きました!
生産者の方の奥様より、うずまきは天ぷらがサイコー!との情報を頂きましたので、早速家で天ぷらにして見ました。
ちょっと焦がしてしまいましたが、塩を付けていただいてみます。
『これはどうまい!』白いカリフラワーより甘みや風味が強いようです。
これはまさに、『カリフラワーのフランス革命や~』です。
茹でて、サラダも作ってみました。
コリコリした食感で、これもどうまい!
愛知みなみ田原洋菜部会さんの『うずまきカリフラワー』は近隣では、クックマートさんで販売されているそうです。
天ぷらどうまいですよ~
田原営業所
2014.12.15 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]
先日、「緑の安全管理士 東海・北陸大会」に参加し、松くい虫についてお話を聞く機会がありました。

このように赤くなった松を見かけることはないでしょうか。松は紅葉する植物ではありませんよね。赤い松は紅葉している訳ではなく、枯れてしまった為に赤くなっているのです。


松枯れの原因の一つとして、松くい虫…「マツノザイセンチュウ」によるものがあります。マツノザイセンチュウはマツノマダラカミキリの気門(呼吸をする管)に入り込み、寄生することで他の木に移動し感染拡大していきます。この松枯れを防ぐには、薬剤によるカミキリムシ駆除や、伐倒駆除が一般的となっています。
しかしここ数年、薬剤散布に規制がかかる事もあって防除が困難になり、この松枯れの被害は急速に広まっているそうです。安全に配慮して薬剤を減らしても、正しい防除方法を行わないと、感染拡大させてしまうだけでなく、結局は環境汚染や人畜への被害に繋がってしまう事も…。何十年かけて育てた松林が、たった数年でほとんど枯れてしまった場所もあるとか。
弊社の場合、農薬や防除関連は園芸作物が対象となる事が多いですが、正しい防除知識を…という事については同じだと思いました。自分も正しい知識、指導ができるようにしていきたいです。

余談ですが会場近くに大須観音があったのでちょっと行ってみました。噂に聞いたとおりに鳩だらけでした!
私がいらん事したせいでこの鳩はみんな逃げてしまい…
近くで鳩の写真を撮っていた男性がいたので非常に申し訳なかったです(--;)笑
≪種苗課≫
2014.12.09 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
青森の同業の友人から、青森県産の長芋を頂きました。
『新世紀』という品種だそうです。
立派な長芋がたくさん入ってました!
さすが産地の長芋は立派です。
同業の友人は青森県で産地向けの長芋の品種育成をされているそうです。
早速家で料理しました。(嫁が)
まずは欠かせない、『とろろご飯』です。
色が白くて、きめ細やかな素晴らしい長芋です。
食べてみると、『どうまい!』。
きっと彦摩呂さんなら『長芋の世紀末覇者や~』とおっしゃるでしょう。多分...
『長芋の炒め物』と『大葉とチーズを挟んだ天ぷら』も作ってもらいました。
これもどうまい!
今年の疲れもこの長芋の滋養強壮効果で回復できそうです!
営業所の皆さんも大変喜んでおられました。(田原営業所以外の方にはスミマセン。)
田原営業所
2014.12.03 [ クロロフィル通信 | トヨタネ社員の日常 ]
11月最後の3連休はとても暖かくて、お出かけ日和でしたね◎
せっかくの良い天気ということで、豊田市にある香嵐渓に行ってまいりました。
さすがは紅葉の名所ですね!
どこを見ても鮮やかに色づいていて、まるで別世界にいるようでした。
一面真っ赤の紅葉もキレイですが、個人的には緑から黄、赤色とグラデーションのように色づいているのが特に好きです。
香嵐渓といえば、五平餅かなと思い、絶対に食べる!と前々日から心に決めていました。
が、行ってみると五平餅の他にも、刀削麺、鮎、フランクフルト、豚汁などなどたくさん美味しそうなものがあって、どれから食べようかすごく迷いました。。。
暖かいお酒やワイン、柚子茶なども販売していて、家族みんなで来てもとても楽しめるなぁと思いました◎
香嵐渓に向かう道中も山が色づいていて、行き帰りのドライブもとても気持ちよかったです。
私は朝早く行ったので渋滞はそんなにしていませんでしたが、帰るころ(朝10時頃)にはかなりの渋滞をしておりました。
来年もし行く機会がありましたら、是非朝早くに散策しに行ってみてください(^^*)
すっごく寒かったので、防寒対策はしっかりとしてくださいね*
総務部
2014.12.02 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
今話題の黄化葉巻病耐病性の大玉トマト、サカタのタネさんの『麗旬』の栽培状況を見させて頂きましたので、報告します。
この品種の特長は、黄化葉巻病の耐病性はもちろんの事、春の気温上昇下でみられる、軟化玉に強い、超硬玉の品種で言わば『カッチカチやぞ、ゾックゾクするやろ!』トマト品種です。
果実は若干腰高で、箱に詰めた時に少しボリューム不足と思われるかもしれませんが、腰高で驚くほど重みがある為、扁平の品種と比べて、箱の重さが足りないとことはまずありません。
『麗旬』は前述のとおり、超硬玉で樹熟に向きます。又、春の軟化玉の発生が少ないので、抑制の長期どりや促成栽培に向く品種です。
節間が長いので、軒高の高いハウスでの長段どりにお勧めです。
草勢は既存の『りんか409』より若干大人しい様子ですが、長段どりのスタミナもありそうです。
草姿は葉が、垂れ下がり、樹に巻きつくような形になります。
葉が果実を隠してしまいますので、低温、寡日照下では葉かきによる玉出しが必要です。
特に秋口より、本来は全体に着色し、色周りが良い品種ですが、葉で果実が覆われていると日が当たりやすいヘタ部から着色し、収穫作業時の着色の確認に手間がかかります。
黄化葉巻病の耐病性品種の全般に言えることですが、罹病性の品種と比較して熟すまでの積算温度が高く、言うなれば晩生となります。
玉出しも重要ですが、積算温度が高い関係で収穫までの時間が長く、6段開花前後で大きく樹に負担がかかり、草勢が落ちやすくなります。
『麗旬』は低段から玉伸びが良い品種の為、より着果負担は大きくなりますので、草勢の維持が特に重要です。
草勢が弱ると、落果や、苦土欠等の生理障害の発生も見られます。
『ペンタキープHYPER』等で葉面散布や、定期的な追肥、摘花等での草勢維持が必要です。
他の注意点としては、『麗旬』は水分要求量の多い品種です。
潅水が不足すると、角ばった果実や、先が尖ったもの、尻腐れ果の発生が懸念されます。
低段から早めに潅水を始め、潅水量を多めの管理でお願いいたします。
黄化葉巻病にお困りの、養液栽培の方や軒の高いハウスをお持ちの方で、長段どりされる生産者の方には、葉先枯れの発生が少なく、着果が良く、病気に強い栽培しやすい品種と思われます。
田原営業所
2014.11.29 [ クロロフィル通信 | トヨタネ社員の日常 ]
私事ですが、先日久しぶりに家族で東京ディズニーランドにへ遊びに行ってきました。
クリスマスイベントの時期なので、大変込み合っているのを覚悟して。。。
しかしクリスマス・ファンタジーの時期は、雰囲気だけでも楽しい気持ちにさせてくれて、みな満足を得られるように感じます。
朝6時前にはゲートの前に並び、園内で開催されるエンターティメントスケジュールを確認しながら1日中園内を駈け回りました。
各アトラクションのファストパスを上手く利用しながら、夜10時過ぎまで遊びました。
疲れましたが、久しぶりの充実感を感じることができました。
スペシャルイベント『ディズニー・サンタヴィレッジ・パレード』や、シンデレラ城前で行われるプロジェクトマッピング『ワンス・アポン・ア・タイム』ももちろん良かったですが、自分としましては、カントリーベア・シアター『ジングルベル・ジャンボリー』は何度見ても素敵な、心休まるプログラムだなと思います!

社長室
2014.11.22 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]
11月も後半。
朝晩冷えるようになり、だんだんと冬が近付いてきていますね。
本社の花壇に、今年もパンジー、ビオラをみんなで植えました。
色々な種類のビオラを買って来たものの、「配置は任せるわ」と言われると自分のセンスに自信が無くて途端に手が止まってしまい…(--;)笑
「そこはこっちを植えた方がいいんじゃないですか?」「あれはもうちょっと左じゃないの?」とか言いながらも何とか植え終わりました(´▽`;)
パンジー、ビオラは寒さに強く丈夫で、冬でも楽しめる代表的な花ですね。この花が植わると、花壇も冬仕様になってきているなぁと感じます。
今回、私がイチオシなのはこの薄い青紫色&白模様のビオラです。真ん中に更にビオラがあるようで可愛いですよね!
私が花を並べた部分はこのビオラをふんだんに使わせてもらいました(^^)
トヨタネ社員のセンスがいいかどうか…は、お越しになった時に判断してみてください(笑)
≪種苗課≫
2014.11.20 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは。
今作の田原市のキャベツでは、定植期の雨続きにより例年よりも根の張りが悪く、その後の定期的な雨により肥料が良く効いて、11月収穫の物では生育が早まり若干軟弱に生育している状況です。
その為10月の台風18号、19号で傷んでしまった所から、黒斑細菌病や、黒腐病が発生してしまっている圃場も見られます。
今回ご紹介するのは、トヨタネが販売している品種の中で、最も黒腐病に強い、まさに『健康優良児』寒玉品種の『なみかぜ』をご紹介いたします。
なみかぜの圃場の様子です。
少々外葉が出来にくい畑だそうですので若干小玉ですが、隣の畑に定植されている当社の『輝風』に比べて、黒腐病の発生は明らかに少ないです!
下の写真は『輝風』の黒腐病の発生状況です。
この圃場の輝風はまだ、完全に結球しておらず、黒腐病は完全結球後に広がってきますので、現在収獲している『なみかぜ』は『輝風』よりも黒腐病に対して強いと言えると思います。
『なみかぜ』の玉の様子です。
『なみかぜ』は若干甲高の偏円球で、箱詰めの作業性が非常に優れています。
非常に圃場での揃い性が良く、畑に入る回数が少なくて済むのも特長です。
特に見て頂きたいのが、球が転びにくい点です。
球が倒伏してしまうと、土壌に触れた部分から腐りやすくなってしまいますが、この『なみかぜ』は転びが少なく、収穫の歩留まりが良い品種です。
この『なみかぜ』の欠点は、完全結球に近くなると縦方向に肥大してくる為、球の肩口からの裂皮の発生が多い点です。
草勢は『輝風』と比べ大人しいです。外葉が小出来になってしまいますと、より甲高の球になり、裂皮の発生も助長されてしまいます。
『なみかぜ』は外葉が出来やすい、肥沃な畑で黒腐病の発生がしやすい圃場にお勧めの品種です!
また、低温期には生育が遅くなりますので、早い作型での栽培をお願いいたします。
肥料は元肥を主体にして、初期生育を進めるような管理をお願いいたします。
『なみかぜ』の適作型ですが愛知県田原市で
7月25日~8月5日播種⇒11月~12月上旬収穫です。
低温での伸長性は劣りますので、遅い播種は避けてください。
黒腐病でお困りの生産者の方は『健康優良児キャベツ、なみかぜ』を是非一度お試しください!
田原営業所
2014.11.17 [ クロロフィル通信 | イベント情報 ]
先日、東京ビックサイトにて開催された 『 アグロ・イノべーション2014展示会 』 に、㈱デンソーさんと協力して出展を行いました。
『農業の未来を創る、栽培技術と環境技術の融合』をテーマに掲げ、プロファームコントローラーの正式発売を2015年春に定め、トヨタネの栽培理論と、デンソーの車の制御技術で優れた環境制御装置を広める為の展示説明会を実施しました。
多くのトマト栽培農家の方々のご意見をお聞きしながら、栽培者が行いたい管理をするために何が必要なのかを追及し、進化をしてきた国産の統合環境制御盤として、これからもプロファッショナルな先進農業を支える提案を繰り返して行きたいと考えています。
社長室