2014.11.29 [ クロロフィル通信 | トヨタネ社員の日常 ]
私事ですが、先日久しぶりに家族で東京ディズニーランドにへ遊びに行ってきました。
クリスマスイベントの時期なので、大変込み合っているのを覚悟して。。。
しかしクリスマス・ファンタジーの時期は、雰囲気だけでも楽しい気持ちにさせてくれて、みな満足を得られるように感じます。
朝6時前にはゲートの前に並び、園内で開催されるエンターティメントスケジュールを確認しながら1日中園内を駈け回りました。
各アトラクションのファストパスを上手く利用しながら、夜10時過ぎまで遊びました。
疲れましたが、久しぶりの充実感を感じることができました。
スペシャルイベント『ディズニー・サンタヴィレッジ・パレード』や、シンデレラ城前で行われるプロジェクトマッピング『ワンス・アポン・ア・タイム』ももちろん良かったですが、自分としましては、カントリーベア・シアター『ジングルベル・ジャンボリー』は何度見ても素敵な、心休まるプログラムだなと思います!
社長室
2014.11.22 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]
11月も後半。
朝晩冷えるようになり、だんだんと冬が近付いてきていますね。
本社の花壇に、今年もパンジー、ビオラをみんなで植えました。
色々な種類のビオラを買って来たものの、「配置は任せるわ」と言われると自分のセンスに自信が無くて途端に手が止まってしまい…(--;)笑
「そこはこっちを植えた方がいいんじゃないですか?」「あれはもうちょっと左じゃないの?」とか言いながらも何とか植え終わりました(´▽`;)
パンジー、ビオラは寒さに強く丈夫で、冬でも楽しめる代表的な花ですね。この花が植わると、花壇も冬仕様になってきているなぁと感じます。
今回、私がイチオシなのはこの薄い青紫色&白模様のビオラです。真ん中に更にビオラがあるようで可愛いですよね!
私が花を並べた部分はこのビオラをふんだんに使わせてもらいました(^^)
トヨタネ社員のセンスがいいかどうか…は、お越しになった時に判断してみてください(笑)
≪種苗課≫
2014.11.20 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
こんにちは。
今作の田原市のキャベツでは、定植期の雨続きにより例年よりも根の張りが悪く、その後の定期的な雨により肥料が良く効いて、11月収穫の物では生育が早まり若干軟弱に生育している状況です。
その為10月の台風18号、19号で傷んでしまった所から、黒斑細菌病や、黒腐病が発生してしまっている圃場も見られます。
今回ご紹介するのは、トヨタネが販売している品種の中で、最も黒腐病に強い、まさに『健康優良児』寒玉品種の『なみかぜ』をご紹介いたします。
なみかぜの圃場の様子です。
少々外葉が出来にくい畑だそうですので若干小玉ですが、隣の畑に定植されている当社の『輝風』に比べて、黒腐病の発生は明らかに少ないです!
下の写真は『輝風』の黒腐病の発生状況です。
この圃場の輝風はまだ、完全に結球しておらず、黒腐病は完全結球後に広がってきますので、現在収獲している『なみかぜ』は『輝風』よりも黒腐病に対して強いと言えると思います。
『なみかぜ』の玉の様子です。
『なみかぜ』は若干甲高の偏円球で、箱詰めの作業性が非常に優れています。
非常に圃場での揃い性が良く、畑に入る回数が少なくて済むのも特長です。
特に見て頂きたいのが、球が転びにくい点です。
球が倒伏してしまうと、土壌に触れた部分から腐りやすくなってしまいますが、この『なみかぜ』は転びが少なく、収穫の歩留まりが良い品種です。
この『なみかぜ』の欠点は、完全結球に近くなると縦方向に肥大してくる為、球の肩口からの裂皮の発生が多い点です。
草勢は『輝風』と比べ大人しいです。外葉が小出来になってしまいますと、より甲高の球になり、裂皮の発生も助長されてしまいます。
『なみかぜ』は外葉が出来やすい、肥沃な畑で黒腐病の発生がしやすい圃場にお勧めの品種です!
また、低温期には生育が遅くなりますので、早い作型での栽培をお願いいたします。
肥料は元肥を主体にして、初期生育を進めるような管理をお願いいたします。
『なみかぜ』の適作型ですが愛知県田原市で
7月25日~8月5日播種⇒11月~12月上旬収穫です。
低温での伸長性は劣りますので、遅い播種は避けてください。
黒腐病でお困りの生産者の方は『健康優良児キャベツ、なみかぜ』を是非一度お試しください!
田原営業所
2014.11.17 [ クロロフィル通信 | イベント情報 ]
先日、東京ビックサイトにて開催された 『 アグロ・イノべーション2014展示会 』 に、㈱デンソーさんと協力して出展を行いました。
『農業の未来を創る、栽培技術と環境技術の融合』をテーマに掲げ、プロファームコントローラーの正式発売を2015年春に定め、トヨタネの栽培理論と、デンソーの車の制御技術で優れた環境制御装置を広める為の展示説明会を実施しました。
多くのトマト栽培農家の方々のご意見をお聞きしながら、栽培者が行いたい管理をするために何が必要なのかを追及し、進化をしてきた国産の統合環境制御盤として、これからもプロファッショナルな先進農業を支える提案を繰り返して行きたいと考えています。
社長室
2014.11.13 [ クロロフィル通信 | イベント情報 ]
昨日12日から14日までの3日間、東京のビックサイトで 『 アグロ・イノベーション2014 』 が行なわれています。
弊社も出典させていただいておりますので、お越しの際は是非お立ち寄りください!
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開催期間 : 2014年11月12日(水)~11月14日(金)
開催場所 : 東京ビッグサイト 西ホール
小間番号 : F-20
専用HP : http://www.jma.or.jp/ai/ja/visitor/index.html
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2014.11.12 [ クロロフィル通信 | イベント情報 ]
先日、宮崎県にて日本施設園芸協会主催の園芸セミナーが開催されましたので、弊社も出展させていただきました。
今年は、
【 施設園芸・植物工場における先進技術と、宮崎の地域農業を支える施設園芸の展望 】をメインテーマに講演が行われました。
さらに、講演会会場の内外には、種苗・フイルム・暖房機器・園芸資材等のメーカーブースが33社集まる機器資材展が同時開催されました。
当社は炭酸ガスの濃度制御を行う
『 CO2当番機器 』 と、ハウスの統合環境制御機器
『 プロファーム 』 の展示を行いました。
講演会の項目にもCO2施用の増収技術の講演も行われ、これから環境制御の重要性や必要性が論じられるタイミングにて、良い機会であったと感じた展示会でした。
社長室
2014.11.01 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
今回はこの秋より発売をさせて頂きます、『ボルト』ブロッコリーを紹介します。
今夏は試験的に栽培していただき、只今収穫時期を迎えております。
試験栽培していただいた生産者の方の評価も上々です!
この品種は某有名アスリートではありませんが、その名の通り、より早く!より強く!という願いで命名された品種です。
極早生で、暑さにも強い、秋収穫にうってつけの品種です。
そんな『ボルト』をご紹介させていただきたいと思います。
おっと、間違えました。
まず株の様子です。
葉は半立性で風通しが良く、腐敗系の病害にかかりにくい草姿をしています。
草勢は中庸で、強すぎず、弱すぎず、丁度良い草姿です。
また、株の斉一性が高いので、畑に収穫に入る回数が少なくて済みます。
(少し台風による痛みの影響で黒腐病が発生していますが、黒腐病に関しては決して弱くはありません)
次に花蕾の品質です。
この時期の収穫の物としては、非常に濃緑で、品質が良いです。
また、耐暑性もあり、一番早い収穫の品種としても向きます。10月収穫では少し花蕾の盛りが薄い気もしますが、11月以降の収穫ではしっかりとしたドーム型のものが収穫できます。
圃場残置性も高く、花蕾が大きくなっても形が崩れにくいのが特長です。
適作型ですが愛知県田原市で
①秋どり
7月20日~8月10日播種⇒10月中旬~12月上旬収穫。
②初夏どり
1月下旬~2月上旬播種⇒5月~6月上旬収穫。
上記した通り、初夏収穫の作型でも耐暑性を生かし、品質の良い花蕾を収穫することが出来ます!
この秋より、コート種子の販売を行っておりますので是非お試しください!
田原営業所
2014.10.20 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
ただ今田原市で好評のキャベツ品種『藍天』の栽培状況を見させていただきましたので、報告いたします。
この『藍天』キャベツは暑い夏でもグイグイ馬力を出し、慣行品種で問題となるカルシウム欠乏症の発生が少ない、まさに海と夏が似合う『夏男キャベツ』です。
上の写真は圃場の様子で、暑さにも負けずすごい馬力で、根の強さが伺えます。
根が強い為か、カルシウム欠乏症も見られません。
球色が濃く、藍天の圃場は一目でわかる程です。
球の様子はこんな感じで、もう2週間ほどで収穫できそうです。
見させていただいた圃場では、7月25日頃の播種だそうです。
今年は高原のキャベツが少なめで、藍天を早く出荷された方は喜んでいただけた様子です。
この『藍天キャベツ』は、暑さには極めて強いですが、寒さにはすこぶる弱いです。
この品種の活かし方は、愛知県田原市で7月初旬から、遅くとも7月25日までに播種してください。
収穫は10月上旬~10月末で、遅くとも11月上旬には収穫をし終えるようにお願いいたします。
『藍天キャベツ』は暑さに強い反面、寒さで生育が止まってしまい、あまり遅い播種では結球の充実が不足します。
また、温度の低下に伴い、べと病の発生が見られますので、予防的な殺菌剤の散布をお願いいたします。
来年の秋どりキャベツのトップバッターとして有望な品種です。
是非お試しください!
田原営業所
2014.10.11 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
台風19号が東海地方に接近中です…!
先週の18号につづき、作物の傷みや圃場の冠水などの被害が予想されます。前回の記事にも掲載しましたが、改めて台風対策を提案させて頂きます。
■通過直後は「フレッシュサンソ液剤」
⇒台風通過後、フレッシュサンソ液剤を100倍で葉面散布過酸化水素の剥離効果により作物表面にかかってしまった海水の塩分や、ゴミなどを洗い流します。スプリンクラーの散水では洗い流しきれず、作物が傷んでしまった経験のある方は是非試してみてください。
※無機銅剤(ICボルドー)、無機硫黄剤(イオウフロアブル)、アルカリ性資材との混用はしないでください。
※展着剤は入れなくても構いません。
⇒水の溜まってしまった部分に100倍で潅注水が溜まった部分は根が酸欠になりやすく、根傷みの原因になります。フレッシュサンソを潅注することで即効的に酸素供給できます。
■作物の立て直しに
「ペンタキープ」+「ホストップ」
⇒ペンタキープ5000倍+ホストップ1000倍で葉面散布ペンタキープが光合成を促進させ、吸肥力を向上させます。また、ホストップの水溶性カリが根の回復に、亜リン酸が抵抗性の向上や活性酸素の分解に働きます。
圃場が冠水してしまうと、根の生長点がやられてしまっている事が多いので、葉面散布が有効です。
台風通過直後に一回、その5~7日後にさらにもう一回散布すると効果的です。
台風通過後の処置は早ければ早いほど立て直しがききます。
通過から2日以内が勝負です!
豊橋市内は各地で地区のお祭りなど行事が控えているようですね。
畑や作物もそうですが、皆さんも十分台風にはお気をつけください。個人的には14日の朝、豊橋に来れるか心配です(-_-;)
≪肥料農薬担当≫
2014.10.07 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]
昨日、台風18号が浜松市付近に上陸し、関東へ抜けていきました。
ここ田原市でも、明け方からものすごい風と雨でした。
台風18号で被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。
午前9時ごろに少し風も雨も弱まりましたので、早速キャベツ、ブロッコリー畑の被害状況を見て回りました。
畑では、風で飛んでしまっているような畑は見受けられませんでしたが、風と雨で痛めつけられた状況でした。
台風や大雨後のキャベツやブロッコリーの対策についてご紹介したいと思います。
①畝にたまった水の排水を行い、スプリンクラー等による潅水で、苗に付着してしまった塩や土を洗い流し、新しい水を流すことにより、酸素の供給を促します。
②圃場に入れる状況になりましたら、予防的な殺菌剤を散布されると思います。
その時に『フレッシュサンソ液剤』の散布をお勧めしております。(効果の強い殺菌剤や、アルカリ性の資材、農薬との混用は避けてください)
100倍希釈で1反当り300~500ℓを洗い流すように散布してください。『フレッシュサンソ液剤』を葉面散布して頂くと、過酸化水素の剥離効果により、葉の表面の汚れや塩を洗い流す効果が高まります。
③根が傷んでいる状況だと思いますので、葉面散布剤も使用し弱った株の回復を促してください。(根が傷んでいる状況では葉面散布が効果的です。)
特におすすめの葉面散布剤は『ホストップ』です。
『ホストップ』を1000倍希釈で葉面散布してください。
この『ホストップ』は水溶性カリと亜リン酸の葉面散布剤です。
- ホストップの水溶性カリが地上部の浸透圧を安定させ、転流が早いので根の回復に非常に有効です!
- ホストップの亜リン酸がストレスに対する抵抗力を引出し、代謝を向上させます!
5日~7日後にもう一度『ホストップ』を葉面散布していただくとより効果的です。
台風後の対策は早ければ早いほど効果的です。
順調に収穫を迎えられますように、お祈り申し上げます。
田原営業所 坂神