ブログ「クロロフィル通信」

2014.11.12 [ クロロフィル通信 | イベント情報 ]

施設園芸新技術セミナー 機器資材展 IN 宮崎 !

先日、宮崎県にて日本施設園芸協会主催の園芸セミナーが開催されましたので、弊社も出展させていただきました。

施設園芸新技術セミナー_1

今年は、
【 施設園芸・植物工場における先進技術と、宮崎の地域農業を支える施設園芸の展望 】
をメインテーマに講演が行われました。

さらに、講演会会場の内外には、種苗・フイルム・暖房機器・園芸資材等のメーカーブースが33社集まる機器資材展が同時開催されました。

施設園芸新技術セミナー_4 施設園芸新技術セミナー_1

当社は炭酸ガスの濃度制御を行う 『 CO2当番機器 』 と、ハウスの統合環境制御機器 『 プロファーム 』  の展示を行いました。

施設園芸新技術セミナー_3

講演会の項目にもCO2施用の増収技術の講演も行われ、これから環境制御の重要性や必要性が論じられるタイミングにて、良い機会であったと感じた展示会でした。

社長室

2014.11.01 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

強い!早い!『ボルト』ブロッコリー!

 今回はこの秋より発売をさせて頂きます、『ボルト』ブロッコリーを紹介します。
 今夏は試験的に栽培していただき、只今収穫時期を迎えております。
 試験栽培していただいた生産者の方の評価も上々です!

収獲されたボルト

 この品種は某有名アスリートではありませんが、その名の通り、より早く!より強く!という願いで命名された品種です。
 極早生で、暑さにも強い、秋収穫にうってつけの品種です。
 そんな『ボルト』をご紹介させていただきたいと思います。



 おっと、間違えました。
 まず株の様子です。

立毛の様子①

 葉は半立性で風通しが良く、腐敗系の病害にかかりにくい草姿をしています。
 草勢は中庸で、強すぎず、弱すぎず、丁度良い草姿です。
 また、株の斉一性が高いので、畑に収穫に入る回数が少なくて済みます。
(少し台風による痛みの影響で黒腐病が発生していますが、黒腐病に関しては決して弱くはありません)

畑の様子

 次に花蕾の品質です。
 この時期の収穫の物としては、非常に濃緑で、品質が良いです。
 また、耐暑性もあり、一番早い収穫の品種としても向きます。10月収穫では少し花蕾の盛りが薄い気もしますが、11月以降の収穫ではしっかりとしたドーム型のものが収穫できます。
 圃場残置性も高く、花蕾が大きくなっても形が崩れにくいのが特長です。

収穫物の様子

 適作型ですが愛知県田原市で

①秋どり
7月20日~8月10日播種⇒10月中旬~12月上旬収穫。
②初夏どり
1月下旬~2月上旬播種⇒5月~6月上旬収穫。

 上記した通り、初夏収穫の作型でも耐暑性を生かし、品質の良い花蕾を収穫することが出来ます!
 この秋より、コート種子の販売を行っておりますので是非お試しください!


田原営業所 

 
 

2014.10.20 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

夏男キャベツ!『藍天』

 ただ今田原市で好評のキャベツ品種『藍天』の栽培状況を見させていただきましたので、報告いたします。

 この『藍天』キャベツは暑い夏でもグイグイ馬力を出し、慣行品種で問題となるカルシウム欠乏症の発生が少ない、まさに海と夏が似合う『夏男キャベツ』です。

圃場の様子


 上の写真は圃場の様子で、暑さにも負けずすごい馬力で、根の強さが伺えます。
 根が強い為か、カルシウム欠乏症も見られません。
 球色が濃く、藍天の圃場は一目でわかる程です。

 球の様子はこんな感じで、もう2週間ほどで収穫できそうです。

球の様子

 見させていただいた圃場では、7月25日頃の播種だそうです。
 今年は高原のキャベツが少なめで、藍天を早く出荷された方は喜んでいただけた様子です。

 この『藍天キャベツ』は、暑さには極めて強いですが、寒さにはすこぶる弱いです。

 この品種の活かし方は、愛知県田原市で7月初旬から、遅くとも7月25日までに播種してください。
 収穫は10月上旬~10月末で、遅くとも11月上旬には収穫をし終えるようにお願いいたします。

 『藍天キャベツ』は暑さに強い反面、寒さで生育が止まってしまい、あまり遅い播種では結球の充実が不足します。
 また、温度の低下に伴い、べと病の発生が見られますので、予防的な殺菌剤の散布をお願いいたします。

 来年の秋どりキャベツのトップバッターとして有望な品種です。
 是非お試しください!

田原営業所 


2014.10.11 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

【台風・豪雨対策】はお早めに!

台風19号が東海地方に接近中です…!
先週の18号につづき、作物の傷みや圃場の冠水などの被害が予想されます。前回の記事にも掲載しましたが、改めて台風対策を提案させて頂きます。

■通過直後は「フレッシュサンソ液剤」


フレッシュサンソ

⇒台風通過後、フレッシュサンソ液剤を100倍で葉面散布

過酸化水素の剥離効果により作物表面にかかってしまった海水の塩分や、ゴミなどを洗い流します。スプリンクラーの散水では洗い流しきれず、作物が傷んでしまった経験のある方は是非試してみてください。
※無機銅剤(ICボルドー)、無機硫黄剤(イオウフロアブル)、アルカリ性資材との混用はしないでください。
※展着剤は入れなくても構いません。

⇒水の溜まってしまった部分に100倍で潅注
水が溜まった部分は根が酸欠になりやすく、根傷みの原因になります。フレッシュサンソを潅注することで即効的に酸素供給できます。


■作物の立て直しに
「ペンタキープ」+「ホストップ」


 

⇒ペンタキープ5000倍+ホストップ1000倍で葉面散布
ペンタキープが光合成を促進させ、吸肥力を向上させます。また、ホストップの水溶性カリが根の回復に、亜リン酸が抵抗性の向上や活性酸素の分解に働きます。
圃場が冠水してしまうと、根の生長点がやられてしまっている事が多いので、葉面散布が有効です。
台風通過直後に一回、その5~7日後にさらにもう一回散布すると効果的です


台風通過後の処置は早ければ早いほど立て直しがききます。
通過から2日以内が勝負です!


豊橋市内は各地で地区のお祭りなど行事が控えているようですね。
畑や作物もそうですが、皆さんも十分台風にはお気をつけください。個人的には14日の朝、豊橋に来れるか心配です(-_-;)


≪肥料農薬担当≫

2014.10.07 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

ガンバレ!キャベツ!ブロッコリー!

 昨日、台風18号が浜松市付近に上陸し、関東へ抜けていきました。
 ここ田原市でも、明け方からものすごい風と雨でした。

 台風18号で被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。

 午前9時ごろに少し風も雨も弱まりましたので、早速キャベツ、ブロッコリー畑の被害状況を見て回りました。
 畑では、風で飛んでしまっているような畑は見受けられませんでしたが、風と雨で痛めつけられた状況でした。

圃場の様子①


 一部では冠水してしまっている圃場も見られました。

圃場様子②


 台風や大雨後のキャベツやブロッコリーの対策についてご紹介したいと思います。

 ①畝にたまった水の排水を行い、スプリンクラー等による潅水で、苗に付着してしまった塩や土を洗い流し、新しい水を流すことにより、酸素の供給を促します。

 ②圃場に入れる状況になりましたら、予防的な殺菌剤を散布されると思います。
 その時に『フレッシュサンソ液剤』の散布をお勧めしております。(効果の強い殺菌剤や、アルカリ性の資材、農薬との混用は避けてください)
 100倍希釈で1反当り300~500ℓを洗い流すように散布してください。『フレッシュサンソ液剤』を葉面散布して頂くと、過酸化水素の剥離効果により、葉の表面の汚れや塩を洗い流す効果が高まります。

フレッシュサンソ


 ③根が傷んでいる状況だと思いますので、葉面散布剤も使用し弱った株の回復を促してください。(根が傷んでいる状況では葉面散布が効果的です。)
 特におすすめの葉面散布剤は『ホストップ』です。
 『ホストップ』を1000倍希釈で葉面散布してください。



 この『ホストップ』は水溶性カリと亜リン酸の葉面散布剤です。
 
  • ホストップの水溶性カリが地上部の浸透圧を安定させ、転流が早いので根の回復に非常に有効です!
  • ホストップの亜リン酸がストレスに対する抵抗力を引出し、代謝を向上させます!
 5日~7日後にもう一度『ホストップ』を葉面散布していただくとより効果的です。
 台風後の対策は早ければ早いほど効果的です。

 順調に収穫を迎えられますように、お祈り申し上げます。
 

田原営業所 坂神 
 



 


2014.10.03 [ クロロフィル通信 | オススメ商品 ]

好評のトヨタネ葉菜セル培土!

 
 ブロッコリーやキャベツの夏播きセル成形育苗でお客様にご好評を頂きました種蒔き用培土をご紹介いたします!
 その名も『トヨタネ葉菜セル培土』です。

トヨタネ葉菜セル培土

 商品は写真の様な硬派な感じです。
 ちなみにチッソが150(㎎/ℓ)のタイプと200(㎎/ℓ)のタイプを2種類ご用意しています。
 40ℓ入りで、128穴のセルトレーなら12枚ほど作れます。

 このトヨタネ葉菜セル培土の最大の特長はゼオライトを多く添加しており、ゼオライトが窒素を吸着してじわじわと窒素を効かせます。
 その為、夏場の育苗でも徒長しにくく、がっしりとしたセル苗に仕上げることが出来ます。

 実際にお使い頂いている生産者の方の苗場ハウスを訪問しました。

ブロッコリー苗の様子①


 生産者の方の腕も良いですが、素晴らしい揃いのブロッコリー苗です。(N-200タイプを使用)

ブロッコリー苗の様子②


 窒素が多めのN-200のタイプをお使いですが、徒長せずがっしりした苗に仕上がっています。
 貝割れは落ちてしまっていますが、この方はな、なんと、潅液をしないで定植出来てしまい、非常に省力化になると喜んでおられました!
 通常はどうしても2週間程度で肥料が切れてしまい、液肥で潅液をしなければなりませんが、ゼオライトの効果で肥料切れを起こしにくいようです。(潅水量によっても肥料の抜け方が異なりますのですべての方が潅液が不必要なわけではありませんのでご注意ください)

キャベツ苗の様子


 これは違う生産者の方のキャベツ苗の様子ですが、ある程度水はけが良いので、根が白く健全な苗となっています。

 詳しい商品説明はコチラ

トヨタネ葉菜セル培土

 これからの播種となる初夏どりのキャベツやブロッコリーは育苗期間も長くなりますので、特にN-200のタイプがおすすめです!
 ゼオライトが多く含まれている培土でありながら、ある程度リーズナブルでお使いいただきやすい価格を実現しています。
 是非お近くのトヨタネの営業所の担当者までお問い合わせください!

田原営業所 坂神 

 
 


 

2014.09.07 [ クロロフィル通信 | トヨタネ社員の日常 ]

蕎麦の種まき

突然知人から、蕎麦の種を頼まれ手配、ついでに種まきに来ない?と誘われました。
なんでも、休耕田に蕎麦を蒔いて、そこでできた蕎麦を食べるとか。
なんか面白そうなので即、参加をすることに。
トラクターも調達をして、現地の豊根村に向かい、おやじ5人で半日作業して完了。
やはりトラクターの力は偉大です。
お昼に雨が降ってきたので、地主さんの家でお弁当を食べて、抹茶を楽しんだり。
帰りには豊根の湯にはいってリラックス。
11月の収穫が今から楽しみです。

2014.08.30 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]

千葉県:長生郡白子町 環境制御勉強会開催

トマト生産者の方々の栽培技術向上のために、『 施設内の環境制御のポイント 』と題した勉強会が、長生郡白子町役場にて開催されました。

勉強会の様子 白子町役場内 会議室にて
↑ 白子町役場内 会議室にて ↑


長生郡管内のトマト生産農家さん、JA長生職員・白子町職員・千葉県職員・普及所職員など30名ほどの方々が参加されました。
予定時間は2時間でしたが、3時間ほどに延長するほど質問も多く出て、大変熱心な勉強会となりました。

環境制御に熱心な地元農家のハウス
↑環境制御に熱心な地元農家さんのハウス


当社プロファーム事業部の大月からも、環境制御の中の温度制御・湿度制御を中心にお話をさせていただきました。
生産者の方へも分かりやすく質問もしやすいよう当社研究農場での実践的な事例を多く交えお話いたしました。

基本的な環境制御をよく理解していただき、手間のかかる各種機器の制御にプロファームコントローラー等の統合環境制御装置を使う事により、少しでも楽にハウス内制御ができるようになっていただければと思います。
そしてこれらがきっと増収増益へと繋がり、お客様に喜んでいただけると信じています。

環境制御に熱心な地元農家のハウス


社長室

2014.08.26 [ クロロフィル通信 | トヨタネ社員の日常 ]

「ダブルレインボー」を見ました!

『ダブルレインボー』を見ました!

「見た人は幸せになる」、「願いが叶う」などとも言われている二重虹「ダブルレインボー」を、8月23日夕方浜松市付近で初めて見ました。小さい頃に見たかもしれないが、記憶になく、見た時はラッキー感満杯でした。人生折り返し中であるが、これからの人生いいことあるかも?



写真の中央の明るい虹が「主虹」で、わかりづらいですが左側の薄い虹が「副虹」です。

調べたところ、主虹は太陽光が水滴の中で一度反射して屈折してでき、、副虹は2度反射されてできるようです。天候の条件によるものですが、自然界は不思議ですね。

ダブルレインボーを調べてみますと、さらに珍しい環天頂アーク(逆さ虹)があるそうです。いつか見てみたいものです。

2014.08.25 [ クロロフィル通信 | オフィスだより ]

サンパチェンスを楽しみにしているのは…



今年も本社前の花壇にサンパチェンスを植えました。
暑い中でも、鮮やかな花を咲かせています。
でも、このサンパチェンスが植えられるのを待っていたのは私たちだけではありません…



探してみると、やっぱり大きく太ったセスジスズメの幼虫がいました。背中の目玉の模様がこちらを見ているようで、頭を丸めているとまるで蛇みたいです。

終齢幼虫は人差し指くらいある大型の蛾の幼虫で、サトイモ、コンニャク、ブドウにも発生します。コナガのように大量発生はしませんが、体が大きい分たくさん食べるので、放っておくと数匹いるだけでも作物は丸坊主です。防除するには早めに発見し、取り除かなくてはいけません。



ちなみに成虫はこんなかんじです。スズメのように活発に飛び回ること、背中の一本線が名前の由来だそうです。

サンパチェンスについた幼虫は、丸坊主にされる前に取り除きました。でも私は殺すのは苦手なので……(--;)
その幼虫をどうしたかは秘密です。

≪肥料農薬担当≫