ブログ「クロロフィル通信」

2013.12.04 [ クロロフィル通信 | 営業所だより ]

神戸に出張して来ました②

神戸出張報告の続きです。
先回書き忘れましたが、今回の出張は、青年種苗人懇談会(JYSCO)と呼ばれる、若手(40歳まで)の種苗店や種苗メーカーの方の集まりの研修会です。

11月20日は最初に兵庫県の山陽種苗さんの研究農場に訪問しました。
山陽種苗さんは野菜の育種を始め、農業資材を全般的に取り扱われている会社で、野菜の育種部門を除けば、弊社と同じような仕事をされている(と思われる)会社です。



山陽種苗さんでは研究農場の圃場お借りして、会のメンバーでほうれん草、大根、ミニトマトについて展示栽培された品種を見ながら、自分達の受け持つ産地に合う品種を選んで検討して行くという斬新な企画でした。




山陽種苗さんには多大なるご協力を頂き、ありがとうございました。全国の方の品種の見方を知ることができて、大変参考になりました。

続いてホテルでの勉強会です。
グロービズ経営大学院の講師の方を招いて、マーケティングや、論理的思考を学びました。
種屋もマーケティングを学ぶ時代です。



続いての講演は、テレビ等で活躍をされている、竹田恒泰先生の講演でした。
竹田先生は、明治天皇の玄孫に当たられ、皇室への造詣が非常に深く、日本の民族としての起こりや特徴が非常に良く分かり、参考になりました。

竹田先生は古事記を研究されておられ、『神話を学ばない民族に未来はない』と教えて頂いたので、講演会の後、竹田先生の本を買いました。
日本の神話は神様多すぎで覚えきれません(笑)。でも面白いですよ。


 
種苗課 坂神 

2013.11.26 [ クロロフィル通信 | 営業所だより ]

神戸に出張して来ました①

 11月19日~22日まで神戸に出張して来ましたので、シリーズ3回程度で掲載致します。
 まず、1日目は神戸国際会議場で行われたAPSAの大会の参加です。

会場の看板

APSA(アプサ)とはThe Asian and Pacific Seed Associationの頭文字で、日本語ではアジア太平洋種子協会と訳されることが多いようです。
イメージ的には、日本種苗協会の太平洋地域版と言った感じでしょうか?

アプサはアジア太平洋地域における、高品質種子の生産と取引を促進する事を目的として、国際連合っ食糧農業機構(FAO)により1994年に設立されました。
地域的な種子協会としては世界最大の組織で、各国の種苗協会や、民間の種苗会社、行政機関により組織されています。(日本種苗協会ホームページより引用)
国別には中国、インド、日本よりの参加が多く、オセアニア、アメリカ、南米からも参加されています。

設置された商談スペースは大盛況で、世界からより良い種苗を求めるバイヤーさんで賑わっていました。

商談スペースのほかに、展示ブースが設けられており、日本をはじめ、中国、台湾、韓国といった地元の種苗メーカー等の展示が行われていおり、品種も実物の青果物を見ながら商談できると世界各国の方に好評だったそうです。

みかど協和さんブース

ブースの見学後、開会式も見させて頂きました。
日本的な情緒を前面に出した和太鼓当の演奏は圧巻でした。

開会式の様子
  
開会式では講演会や表彰等も行われましたが、当然のことながら全て英語で行われましたので、正直言って内容はサッパリです…

英語の勉強は重要ですね~
②へ続きます。

種苗課 坂神

2013.11.26 [ クロロフィル通信 | 営業所だより ]

新城市作手市場地区でのハウス建設

平成25年度 経営体育成支援事業(条件不利地域補助型経営体育成支援事業)にて、トマト・ほうれん草を生産するハウスを建設することになりました。

標高500mの新城市作手地区に、
  • ほうれん草 … パイプハウス2538㎡ : 1箇所 
  • トマト … TSKハウス 1868.4㎡ : 3箇所
計 8143.2㎡ のハウスが作られます。

森林が90%という厳しい条件の新城地区で、トマトを作り農業をやりたいという3名の新規就農者さんと、周年にてほうれん草を栽培したいという1名の農家さんが、力を合わせ、歩み出そうとしています。

ハウス建設_1ハウス建設_2

本日は、ハウス建設場所の位置決めで皆様に立ち会っていただきました。
寒さが厳しくなっていきますが、来年の2月末完成引き渡しができるように、頑張って作って行きたいと思います。

使いやすく、作物の栽培しやすいハウスになるように頑張ります!
ハウス建設中の様子も、また報告させていただきます。 

社長室

2013.11.15 [ クロロフィル通信 | 営業所だより ]

緑のじゅうたん!

緑、緑、みどり…!

今の渥美半島は、キャベツ真っ盛り!

場所によっては、こんな風に一面キャベツ畑の風景が見られます。

春には白いトンネルビニールが並んでいたり、何も植えずに空けてあった畑が、キャベツで鮮やかな緑色になっている姿を見ると、緑の絨毯だなぁ、と思います。

こんなにたくさんのキャベツが、どこに行くのかな?…とたまに考えてしまいますが、これが日本全国に出荷されていくわけですよね。

改めて日本の食を支える地域だなぁと実感させられます。

 

そんな中…こんなスカスカになってしまったキャベツを見つけました。

結球し始めている中心部分を注意深く見てみると…

犯人発見!コナガの幼虫です。

コナガは体は小さいですが、見落として大量発生すると痛い被害を受けたりします。そして一世代のサイクルが15~20日程度と短いので、薬剤の抵抗性もつきやすい…。

今年は雨が少なかったためか、虫が多いようです。

薬剤散布する時は、似たような系統のものを連続散布しないで、異なる系統で防除体形を組むように心がけてみてください。

 

結局、また虫の話になってしまいました(^^;)笑

≪肥料農薬担当≫

2013.11.05 [ クロロフィル通信 | 営業所だより ]

花壇の住人

花壇の住人発見!

事務所の花壇に虫がいると聞いて行ってみると、下の写真の幼虫がいました。緑のカーテンが終了し、社員の方が冬の花壇の苗を植える為に土を掘り返したら幼虫が出てきたようです。

この幼虫は、植物の根をかじってしまうので「ネキリムシ」とも呼ばれていますが、正式な名前は「アオドウガネ」の幼虫です。成虫は鮮やかな緑色で、一般的に「コガネムシ」と呼ばれているのも、この虫なんじゃないでしょうか。外灯にも集まってくるので、どこでもよく見かける虫です。

アオドウガネは、成虫も植物の葉や花を食害し、繁殖力も強いので、栽培する側からすると厄介な害虫です。成虫は飛んで移動してしまうので、幼虫の時に防除するのが基本になります。

育てている植物が食べられているけれど、イモムシが見つからない…という時は、コガネムシが葉裏にくっついていないか確認してみるといいかもしれません。

 

事務所の花壇の幼虫も退治してほしい…と言われましたが、どうも殺す事は苦手でこっそり他の花壇に移してしまいました…。

何も植わっていない花壇でしたが、担当者に見つかったら怒られそうです(^^;)

 

≪虫好きの農薬担当より≫

2013.11.01 [ クロロフィル通信 | 営業所だより ]

強風対策資材を取り付けて頂きました!

ここ数年、東海地区に接近する台風が多くなる傾向がみられます。

そこで、静岡県の農家さんに取り外し可能なパイプ補強資材を試験的に取り付けて頂きました。

■ 特徴 ■
・42.7Ф直管をクロス状に設置
・サイド面の下から天井肩上面に特殊な自在金具を使用して補強
・クロスした所も金具止めを行う


≪ 通常時 ≫          ≪ 強風前 ≫
通常時強風前

通常のパイプハウスが台風等の強風に遭遇しても、大きく揺れなくなったとの評価を頂きました。

通常時は左の写真の状態で使用しているのですが、台風等がくると予想された時には右の写真の様な状態を作ります。

間口5.4m、奥行42mの単棟ハウスに20箇所設置できる様にしてありますので、2mピッチのクロス補強となります。取り付け作業を短時間にするために、サイド面の補強パイプ及び金具は付けた状態で、天井肩上の金具も付けたままにしてあります。いざという時に長い42.7Фパイプを取り付けるだけとなり、施工が短時間で行えます。

今年の台風では2度取り付けを行いました。1回目は、台風の直撃の可能性があったため、すべて取り付け、2回目は西側を通るルートだったため、1本おきに取り付けて様子を見ましたが、2回とも被害はなく、無事に通りすぎました。台風の大きさにもよりますが、試験結果では効果がありました。




社長室 大橋

2013.07.24 [ クロロフィル通信 | 営業所だより ]

グローミスト

こんにちは。
企画開発室の中西です。

先日、グローミストの設置に立ち会わせていただきました。
思い立ってブログに書いてみました。

まず、ノズルを何本か繋げて一本の管にします。
ノズル先端 ノズルの接続
そこにタンクの水を吸い上げて、それぞれのノズル口から霧(ミスト)を噴かせる、という仕組みです。

施工の株式会社タカショー・杉浦さんと試運転にも立ち会うことができました。
勢いよく出てきたミストに感動です!!
グローミスト試運転の様子


…写真ではミストが見えづらいでしょうか。。




この時期は、人間にもミストが気持ちよかったです。
身をもって、ハウス内の環境制御に欠かせないと思いました。
企画開発室 中西


2013.06.25 [ クロロフィル通信 | 営業所だより ]

スイカ品種検討会 田原営業所

田原営業所で開催したスイカ品種検討会に参加しました。

参加者は田原営業所、渥美営業所の種苗担当、研究農場のスタッフ、種苗部などなど。

今回は渥美半島の農家さんで試作をしていただいている試作品種の内の5社9品種と基準品種の品種検討会でした。

まず、外観(果皮の色、模様、形、大きさ)などをチェック、次に実際に切って糖度、果肉の色、果皮の厚さなどをチェック、最後に実際に試食をしました。

当然、若い社員とおじさんでは好みが違うので老若男女参加が大事です。

最近の大玉スイカは、丸ごと販売するケースより、1/4から1/8にカットして販売されるケースが増えており、味以外に、果肉が硬めで、果肉の色(カットした際、色がやや薄い方が鮮度が良いように見えるそう)、カット後の棚持ちが良いことが注目されます。

それから農家にとっての作りやすさ(耐病性、土壌の相性、天候不順への適応性など)、収量のバランスがとれている品種が実際の産地では栽培されるようになります。

     

2013.05.17 [ クロロフィル通信 | 営業所だより ]

浜松営業所倉庫に太陽光パネルを設置しました。

先月、弊社が浜松営業所倉庫にシャープ産業用太陽光発電システムを取付けました。
パネル設置状況

《屋根形状》
折半屋根 屋根寸法:タテ16.2mxヨコ32.4m(524.9㎥)

《モジュール》
NU-200AB(新商品) 公称出力200W

《発電容量》
32kW(200W x 160枚)

《工期》
4月24日から27日(4日間)の予定でしたが、24日の午後から雨足が強くなり、安全に考慮し中止としたため一日ずれていき4月30日に終了。(28、29日は休み)実質4日間。

設置の様子① 設置の様子②
工事期間中、風が強くモジュールを取付けていくのに一苦労しました。

発電時にCO2を発生しない太陽光発電は地球温暖化防止はもとより、化石燃料の使用抑制等環境保全に寄与しますので、是非お考えのある方は御一報ください。

よろしくお願い致します。
企画開発室 中西雅樹
TEL:0532-45-4019

2012.02.17 [ クロロフィル通信 | 営業所だより ]

豊橋市のキャベツ審査会で『そらと』が入賞しました!

2月17日にJA豊橋さんで行われました寒玉キャベツの審査会に参加しました。

圃場での審査の様子

本来の審査の目的は、1月中旬収穫が出来る収穫量と品質に優れた寒玉キャベツの選定ですが、昨年の9月21日に当地方に上陸しました、台風15号により、畑が傷んでしましました。
しかし、担当の生産者の方や、農協さん、普及課や関係者の皆さんのご努力により、1ヶ月遅れましたが、審査会を開催することができました。
関係者の皆さんのご努力に感謝いたします。ありがとうございました。

『そらと』圃場での様子

台風による痛みで、生育の不揃いや、遅れが見られましたが、各々の品種の特性を確認をすることができました。
倉庫内で収穫物の内容の審査をして、投票が行われました。

『そらと』内容調査での様子

投票結果は

1位 そらと

2位 冬こづち(中神種苗店さん)

3位 冬藍(サカタのタネさん)

品種特性の説明の様子

そらとは生育の遅れもあり、一番ずっしり締まっていたわけではありませんでしたが、球の色の良さで評価を頂きました。
先日の田原市と2回目の入賞をすることができました!
生産者の皆様、今作の1月~2月収穫用として是非お試しください。


種苗課 坂神